ずる賢い英語の話し方

英語に限らず他国の言葉を学ぼうとおも思ってるみんなへ:

言葉っていうのは文法じゃない。言葉っていうのは音楽と同じなんだ。聞いてもらいたいから演奏するんだろ? 聞きたいから耳を寄せるんだろ? 言葉っていうのは他の人たちとコミュニケーションをしたい、会話をしたい、お互いの事を知り合いたい、ってことを可能にしてくれる道具のひとつなだけであって、学問として取り扱わない方がいいよ。文法じゃないんだ。わかりたい、わかってもらいたい、っていう気持ちが一番必要なんだ。頭の良い文法の得意な日本のみんなは、なぜ英語が話せないか? 日本の英語教育で教わった、”ちゃんとした文章を作り、それから話しましょう” じゃあないんだよなあ。君が2歳の赤ちゃんだった頃を思いだしてよ。文法なんて知らないのに話し始めたのはなぜだ? お腹がすいてクッキーがほしかった時はどうしただろ?。赤ちゃんは、”クッキー”っていう単語を覚えた。そして、それだけ言えばクッキーが手に入る事を覚えた。それだ! 他の人に君の必要としていることを、わかってもらいたかったら、とにかく口を開いて単語を並べなよ。それで、十分さ。文法なんて嘘みたいに後からわかってくるよ。(高校大学入試は別として)英語の勉強したいんだったら”文法の勉強”をするのではなく、”単語”を覚えなよ。そして口に出す癖をつけよう。”間違ってると恥ずかしい”ってのは、君の損だよ。君は外国人がヘタクソな日本語を話しているのを聞くと、馬鹿にする事なんて考えもせずに関心するでしょ? それと全く同じさ。君は恥ずかしがって口も開かず”行儀の良いおとなしい日本の子”と型にはめられた日本人像のままでいたいのか、それとも本当の君っていうのを知ってもらいたいのか、どっちだ? 僕は、”健二はヘタクソな英語を話すけどおもろいやっちゃな”を選んだ。僕はアメリカに初めて来た時、心に決めた事があった。アメリカに来て、どうせ生まれたばっかしの赤ちゃんと同じなんだから、こりゃ赤ちゃん態勢でいくっきゃない。間違えて当然。だって僕は赤ちゃんだから、間違えたからどうだこうだなんて、気にしなーい。英語わかんないんだし、分かったふりしても仕方がないから、こりゃ愛嬌ふりまくしかない。愛嬌ふりまきながら、わからんことがあったらぜーんぶ質問しよう。アメリカ人達を歩く辞書として使かっちゃおう。…だったね。僕は、クッキーが、そしてその他のアメリカが欲しかったから、それから始めたね。赤ちゃんてのは、物を覚えだすとずる賢くなってくるよね。皆もこのずる賢い英語の話し方を今は実行すべきだぜ。(そうやっているうちに、ずる賢い赤ちゃんから、賢い大人になるのは君次第さ。)

ここに載せる英語は、たぶん英語教科書からは学べないようなことが多いと思う。もちろん僕の知らなかった英単語が主なものだけど、それ以上に、スラングや、生活していく中で学んだ、生きた言葉、言い方、使い方、になると思う。わからない言葉に出会ったとき、ちょくちょくメモを残してもう30年近いじゃんか。こりゃみんなと分け合った方がいいな、ってことでこの“ずる賢い英語の話し方”をはじめたのであった、ジャッジャジャ〜ン。

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やっぱ言葉は感覚だよねえ〜

3. Every year, millions of people in treacherous jobs like this one go uninsured. (Blue Cross advertisement in LA TIMES.  1989)

これはロスアンゼルスタイムズに出ていた保険会社ブルークロスの新聞広告のメインコピーだけど、treacherous と言う単語がすごい気になって切り抜いた。もちろん知らなかったからなんだけど、この頃は難しそうな単語が使えるようになるとうれしいから、こんな難しそうな単語に凝っていたんだと思う。treacherousってのは、不安定とか、信頼しがたいとか、悲惨なとか、困難などの、意味があるけど、この広告での意味は、危険とか、困難だねきっと。訳すと、”毎年、この様な危険な仕事をしている数多くの人々が、保険無しになっていく”。 ”この様な危険な仕事”ということで、超高層ビルの骨組みの上で仕事している人たちの写真が使われていた。これは、保険をかけるのはお金がかかるが、ブルークロスの保険は安いですよ、っていう宣伝でした。でもこの treacherous jobs (トレチャラス ジョッブス)ってかっこいいじゃんね(意味じゃなくて、音がです)。  浮気っぽい人との関係にある人なんか、 treacherous relationship って言えるよ。友達なんかに、先週末の家族旅行はどうだった、と聞かれたら、”it was a treacherous trip” (悲惨だった)。

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2. PANTIES IN A WAD (Joe P.  1985)

Panties in a wad: とは何やらそんな大した事でもないのに、ぎゃあぎゃあ、とやたら大げさにさわぐことだ。訳としては君のパンティがごちゃごちゃと束になってお尻の割れ目にくいあがってしまい、大騒動をしているってことだね。 (だってそんなもん大騒ぎするほどのことでもないだろ?)僕が写真大学の暗室で作業してたとき、何かあってぎゃあぎゃあ騒いでいたらクラスメートのジョーが “Don’t get your underwear in a wad, Kenji” と僕に言ったね。本来は Panties (パンティ) なんだけど、僕が男だったてこともあってか、Underwear (下着)を使ってた。これは要するに “騒ぐんじゃねえ” とか “落ち着きなよ” とか言う感じだね。命令形みたいではなく軽い感覚だから、どこでも使ってもいいよ。”Panties (パンティ) なんて言う単語が使われているから” なんて思うかも知んないけど、単語として考えるのではなく、これは言い回しとして決まっているからそのまんま覚えときなよ。これはナプキンに描かれた絵付きで残されていたので、その絵も載せとくよ。 暗室で何が起こったのだろう? もう覚えていないなあ。

Wad (束): “とても気持ち悪い” と書かれている。

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1. INCESTUOUS (Michelle M.  1991)

They are incestuous: これは、単語 “INCEST/近親相姦” からきているんだね。そうするともちろん、悪いことのような感覚につつまれる。でも、初めて聞いたときは、その俗に言う近親相姦的なことの話ではなかったよ。そ れは,一人の写真家と彼自身の作品との関係の話をしてたんだ。要するに、その写真家は彼の作品に対して近親相姦的にも匹敵するぐらいの感情を持っていた、ってことを話してたんだ。その関係っていうのが、やはり普通ではない否定的、否健康的なものであったらしいから、この単語を使って話してたんだね。否 定的な単語であっても、その凄まじい強さを表現するがために、あえてこの単語を使ってもいいんだ。もちろんそれは、肯定的な意味を伝えたいがためっていう 前提の上での、話しだけどね。

冗談的にも使えるね… Ice cream and I are in incestuous relationship. / アイスクリームと私は、もの凄い深い関係にあるの。

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2 Responses to ずる賢い英語の話し方

  1. Very good stories, Kenji. Keep it running :)

  2. 写真家として仕事しているときに必要なのは、やっぱりコミュニケーションの道具としての英語ですよね。あるいは、仕事のセールスの道具としての。在米15年になりますが、現地人と競争していくなかで、ハンディを感じますね。

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